仮想通貨は怪しいのか…?世間の認識と実情
こんにちは、ラークです。
仮想通貨は数年前よりも確実に広まって来ているとは思いますが、世間への浸透度はまだまだ薄いのではないでしょうか。
実際、私の周りに仮想通貨への印象を聞いてみると。
「仮想通貨って単語自体は聞いたことある」
「あれでしょ?ビットコイン……?だっけ」
「なんとなく怪しい……」
圧倒的ネガティブ意見……(笑)
では、そもそもなぜ仮想通貨を知らない人が、揃ってマイナスな印象を持っているのか。
無数にあるコイン
仮想通貨といえばビットコイン(BTC)。
この印象は多くの人が持っていると思います。
ですが実際仮想通貨はビットコイン(BTC)だけではありません。
アルトコイン
世界には5,000種類以上のアルトコインが作成されていると言われています。
アルトコインとは、Alternative Coin(代替のコイン)の略称で、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。
5,000種類……これだけの種類があると、中には詐欺目的の詐欺コインもあります。
日本の取引所で扱われている仮想通貨は数えるほどしかない上に、有名どころのコインばかりなので安心感がありますが、海外の取引所を利用する場合は、扱うコインの見極めが必要でしょう。
ゴックス(GOX)
仮想通貨について調べていると、"ゴックス(GOX)"という単語を目にするかと思います。
ゴックス(GOX)とは"仮想通貨がなくなる"ことを指します。
仮想通貨がなくなるといっても、原因は様々。
ハッキング
仮想通貨を預けていた取引所がハッキングされ、流出してしまう場合です。
有名なものでマウントゴックス事件がありますが、そちらについては後ほど詳しく触れたいと思います。
セルフゴックス(GOX)
自分で仮想通貨をなくしてしまう場合です。
〈例〉
AさんがビットコインをBさんのライトコインアドレスに送ってしまった。
この場合、送ったビットコイン(BTC)は消失してしまいます。
通貨は基本的にそれぞれのアドレスに送らなければ道に迷ってそのままブラックホール行きです(笑)
ビットコイン(BTC)をライトコイン(LTC)のアドレスには送れないし、逆も然り。
紹介した以外にも、ゴックス(GOX)の事例は様々あります。
マウントゴックス事件
仮想通貨は怪しいものだという認識が根付いた最大の問題ではないでしょうか。
東京に拠点を置く仮想通貨取引所のマウントゴックス(Mt.Gox) 社は、2013年には世界のビットコインの約7割を占める大規模な取引所でした。
ですが、2014年にハッキング被害を受け、750,000BTC(450億円以上)が流失し、破綻してしまいます。これが世間でよく聞くマウントゴックス事件です。
ゴックス(GOX)という言葉は、この事件をきっかけに広まりました。
取引所がハッキングされた事例はこの事件以外にもありますが、マウントゴックス事件が一番有名なものと言えるでしょう。
結局仮想通貨は……?
ここまで読んでいただくと、仮想通貨は安全なものとは言えないのではないかと思う方が多いかもしれません。
ですが私が今回言いたいことは、自身が気をつけておけば、仮想通貨は怪しいものでも危ないものでもないということです。
ブロックチェーン自体はハッキングされにくい
ブロックチェーンはその技術の特性上、ハッキングが非常に困難となっています。
ビットコイン(BTC)のブロックチェーンがハッキングされることは、まずほぼないでしょう。
これはブロックチェーン技術に関すること、マイニングやハッシュ値の問題になってきますので、また別の記事で触れたいと思います。
マウントゴックス事件についても、ハッキングされたのは取引所であって、ビットコイン(BTC)の仕組み自体ではありません。
仮想通貨は…!
仮想通貨には確かにゴックス(GOX)などの不安要素があります。
ですが、それは法定通貨にも当てはまること。
日本円の入った財布を失くさないとは限らないし、中央管理型の銀行システムでは横領事件もおきます。
知らないから怪しいものだと一括せずに、ぜひ仮想通貨やブロックチェーン技術が面白いものだと、日常に溶け込んでいってほしいです。
ビットコインとブロックチェーン技術、浅めのあれこれ
こんにちは、ラークと申します。
暗号資産の分野を学ぶべく動き始めたものの、私の知識がどの程度かといえば……
そもそもビットコイン(BTC)ってなに?
確か仮想通貨だっけ?
ブロックチェーン技術?
そう、この分野に関する私の知識は0なのです。
そこで今回は初心者(私)による初心者(私)の為の、浅ーいまとめを書いていこうと思います。
ビットコイン(BTC)って仮想通貨?
ビットコイン(BTC)とは、取っつきやすい言い方をすれば仮想通貨。
小難しくいえば、決済システムです。
プログラムの中身を誰もが見れ、無料でインストールできる決済システムのソフトウェア、これがビットコイン(BTC)です。
誰が管理しているの?
このビットコイン(BTC)、誰が管理しているのかといえば、世界中の人と言えるでしょう。
誰でもプログラムの中身が見れ、インストールできるビットコイン(BTC)は、プログラムの読み書きができる人であれば、誰もが自由に精査や監査ができるからです。
銀行システムのような管理者がいるわけではありません。
誰かが管理者なのではなく、ある意味でみんなが管理者なのです。
ビットコイン(BTC)≒仮想通貨≒決済システム≒元帳
仮想通貨だけど決済システムでソフトウェア……みんなで管理……
これだけ聞いても「それって大丈夫?」「むしろ怪しくない?」と余計にビットコイン(BTC)についてわからなくなりますよね。
なので、ビットコイン(BTC)の仕組み、要は技術的なお話にも触れなくてはいけません。
ビットコイン(BTC)≒仮想通貨と考えると、ネット上にお金があるようなイメージを持ちますが、存在するのはお金ではなく取引記録の元帳データです。
では、銀行と違い中央管理されてない元帳の正当性を保証するものはなんなのか。ビットコイン(BTC)が成立つ仕組とは……
ブロックチェーン技術
ここにノートがあるとして、1ページ分の取引記録を1ブロックとします。
1ページ分が取引記録(1ブロック)で埋まると、そのページは暗号化され、世界中に公開されます。
公開された暗号に不特定多数の人が無数のランダム数をぶつけることによって、暗号の答えを探していきます。
こうして正解にたどり着くと、そのブロックは承認され、次のブロックへと移ります。
ブロックはおよそ10分間に1つ作成されます。
ブロックチェーン技術の由来は、このブロックが連なった仕組みからきています。
暗号を解く方法として、”不特定多数の人が無数のランダム数をぶつける”と書きましたが、この行為をマイニングと言います。
では、なんのメリットがあって不特定多数の人がマイニングを行うのか……
マイニングとは勝敗戦
マイニングとは、勝利報酬の発生する勝敗を分ける行為です。
無数のランダム数をぶつけることによって、誰が一番最初に答えに当たるか争います。
一番最初に答えを見つけた人は、勝利報酬としてビットコイン(BTC)が発行されます。
その後、その答えが本当に正しいのか、敗者は公開された回答の答え合せをし、ブロックの正当性が承認されます。
この答え合せをする敗者にも、僅かながら報酬としてビットコイン(BTC)が発行されます。
「取引記録の承認作業報酬としてビットコイン(BTC)が受け取れる」これがビットコイン(BTC)を支える仕組み作りであり、マイニングを行うメリットなのです。
だからこそ信用できる
ビットコイン(BTC)は、元帳を誰でも手に入れられ、みんなでその記録の正当性を証明しあい、また精査や監査ができる、極めて透明性の高い仕組となっています。
だからこそ、信用性の高いものなのです。
今回は、ビットコイン(BTC)とブロックチェーン技術について、基本的な浅めのまとめとして書かせていただきました。
後日、
・なぜ多くの人がビットコイン(BTC)が怪しいものだと思うのか
・ビットコイン(BTC)とは誰が開発したのか
・ビットコイン(BTC)の魅力とは
……等々、もっとビットコイン(BTC)について掘り下げた記事を書きたいと思います。